About

わたしたちについて

nahiyaは世界中で「苗」と「人」を
育てる活動を行っています。

nahiya(ナヒヤ)とは、植物の苗と女性の名前を意味するモンゴル語です。

この名称は、地域社会における「自然の再生」と「人の成長」を象徴的に表しています。
植物の苗は、豊かな自然環境を守る持続可能な地域づくりの出発点であり、人の名前としてのナヒヤは、地域での教育を通じて人々が新たな可能性を成長させることを意味しています。
私たちは、国内外の地域において、気候変動対策、生物多様性の保全、地域資源を活かした観光と地域振興、環境教育と語学教育による人材育成を行い、地域と地域をネットワーク化することで持続的なまちづくりに寄与し、SDGs(持続可能な開発目標)の推進を図ることを目的としています。

団体概要

名称特定非営利活動法人nahiya
住所北海道札幌市
設立2025年03月18日
役員理事長   金子 正美
副理事長  坂東 元
      大原 昌宏
      星野 仏方
理事    赤松 里香
      小川 浩一郎
      安井 悦子
      渡部 玲実
      KHEW EE HUNG
監事    五十嵐 礼

沿革

  • 2005

    マンハン中央小学校の校長先生からの手紙

  • 2006/4/1

    任意団体『ナヒヤ基金』設立

  • 2012/8

    ナヒヤ・ボルネオプロジェクトが始動

  • 2013/11

    ナヒヤ・セブプロジェクトによる復興支援の開始

  • 2025/3/18

    特定非営利活動法人nahiya設立

活動のきっかけとなった、
一通の手紙。

nahiyaの前身となる「ナヒヤ基金」設立のきっかけとなったのは、一通の手紙でした。

差出人は、内モンゴル東部・クールンチ地区マンハン中央小学校の校長先生。

手紙に書かれていたのは、地元の苦しい教育事情。

そして、貧困により教育を受けられない子どもたちを救いたいという熱い想いでした。

マンハン中央小学校の校長先生からの手紙

私は内モンゴル自治区で数少ないモンゴル語で授業を実施しているクールンチ(庫倫旗)のマンハン(茫汗)中央小学校校長チェージと申します。
内モンゴル植林ボランティアに参加している日本国の友人にお願いがありまして、この要望書を作成しました。

近年、毎年の春と秋に日本の植林ボランティアの皆さんが“地球を緑化”する夢を追って、はるばる日本から自費で我々のホルチン砂漠に植林に来ています。

ボランティアの皆さんの熱心さに地元もとても感動し、話題となっています。

植林ボランティアの皆さんのお陰で、広いホルチン砂漠も少しずつ緑に覆われ、自然環境も改善されて、黄砂もおさまりつつあります。

植林の環境への効果は目に見えていますが、砂漠の住民の生活は依然と厳しい状況にあり、植林の経済効果はまだまだであります。

いまだにたくさんの子供が学校に通えない状態です。

例えば、マンハン中央小学校だけで今年17人の子供が年間わずか200元(2941円)の給食費を払えず、学校に通うことが出来ませんでした。
我々の小学校では義務教育の間、学費は免除されていますが、200元の給食費は生徒の保護者負担となります。
砂漠の住民には年間200元さえ払えない暮らしをしている人々が沢山います。
こうした現実を改善するために、また学校に通えない子供たちを救うため、どうしても学校へ通わせたいという気持ちで全学校の先生と生徒が一致し、自分たちの両手で貧しい、厳しい現実を変えようとして、“マンハン中央小学校の苗”プロジェクトを始めました。
生徒みんなで苗を作り、苗を育て、苗を守り、 苗を売り、学校に通うという決意をしました。
私たちは「植物の苗を育てて、人間の“苗”を救う」決意をしました。

植物の苗は将来地球の環境を守り人間の苗が将来地球の平和を守ると信じています。

ここで内モンゴルホルチン砂漠で活動する日本人の植林ボランティアの皆さんに一つお願いすることは:
是非我々の小学生の両手で育てた苗を使ってください。
我々は優秀な、品質のいい苗を作り、安い値段で売ります。
得た収入を学校へ通えない17人を含めた子供たちの給食費に使います。
是非我々の苗を使用してください。お願いします。

「植物の苗を育てて、人間の“苗”を救う」マンハン中央小学校の貧困改善プロジェクトに参加してください。
熱く期待しています。

これまでの活動